中国では、七葉胆(しちようたん)や絞股藍(こうこらん)として、明時代〔1368〜1644〕に、肝炎、気管支炎、消化性潰瘍、の民間治療薬として利用されていたようです。
日本では、1977年に徳島文理大学薬学部の竹本常松氏が日本生薬学会でアマチャズルの機能性について発表を行っています。それによるとアマチャヅルは、50種類以上のサポニンを含み、抽出されたサポニンのうち4種類が薬用高麗人参と同じ構造をもつジンセノサイドで、中枢神経に対して鎮静作用と興奮作用の双方に作用する効果を持っているとされ、一時期、大ブームとなった植物です。
アマチャヅルの効能としては、鎮静成分を豊富に含んでいると言われ、イライラ・むかつき・肩こりなどの精神的・肉体的ストレスの緩和に効果があるとされていて、疲労回復や鎮静・頭痛・肩こり・腰痛・ストレス・花粉症などの改善や血糖値降下作用があるといわれているようです。
医薬品等との相互作用は、理論的にはあるとされていることから、投薬治療を受けている方は、摂取に当たっては医師と相談することをおススメします。また、基本的には安全性の高いハーブといえるようですが、人によっては、重篤な吐き気を引き起こし、腸運動が増す可能性があるようです。
そして、妊娠中・授乳中の方は、使用を避けたほうが良いようです。さらに、アマチャヅル粉末によるアレルギー発症の報告があるようです。異常を感じたなら、ただちに使用を中止すべきです。
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