オタネニンジンとも呼ばれていて、ウドや、ヤツデ、ウコギなどの仲間です。一般に私たちが八百屋で買うニンジンはセリ科の野菜で高麗人参とはまったくの別物です。
高麗人参は、古くから強精、強壮、不老長寿の薬として、珍重されてきました。2000年前に体系化された漢方医学の中でも、中心的な薬の一つとして位置づけられています。
高麗人参の主成分である13種類のサポニンには、副腎皮質ホルモンの分泌を促進させる作用があり、ストレスに対する抵抗力を強めると言われています。また、骨髄のDNAをはじめ、たんぱく質、核酸、脂質の合成を促進させる作用があり、全身の細胞を活気づけ、生体の活動を高めてくれることが期待されます。
高麗人参は、コレステロールの分解、排出を早める作用や、血栓を出来にくくする作用、さらには、善玉コレステロールの増加という効果が見られることで、メタボリックシンドローム対策にも有効であると考えられています。
高麗人参の副作用は、基本的にはないと考えられています。短期間、例えば、3ヶ月以内なら適切な使用であれば、経口摂取で、おそらく危険はないと思われます。しかし、医薬品との相互作用がいくつか認められているので、投薬治療を受けている方は、医師と相談の上で摂取すべきのようです。さらに、妊娠中あるいは、授乳中の方も摂取は控えたほうがいいようです。また、カフェインは高麗人参の効力を強めるとの報告もあるようですから、同時摂取は控えたほうがいいようです。
いくつか注意すべき点はありますが、高麗人参(朝鮮人参)は、比較的安全な精力増強剤といえるようです。
高麗人参は、水洗いし、蒸気で蒸し、乾燥させたものを高麗紅参(紅蔘、こうじん)といいます。そのほかに高麗人参には、掘り出した人参そのままか、水洗いしたものを生人参(なまにんじん)、水洗いして乾燥させたものを生干人参(なまぼしにんじん)、水洗いして表面の皮を除き、乾燥させたものを白参(白蔘、はくじん)などと呼んで区別することがあります。
高麗紅参にはさらに、6年根の人参(農薬、化学肥料等を一切使用しない)を、皮付きのまま包帯を巻いて蒸し、そして天日で乾燥させるという作業を8回繰り返して作ったものを高麗紅人参と言うこともあるようです。
高麗人参を蒸気で蒸すという作業により、高麗紅参や高麗紅人参は、他の高麗人参と比べると有用成分のサポニン群の含有量が増えるといわれています。
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