ビオチンが不足すると、疲労感に襲われたり、うつ状態に陥ることがあり、脱毛や、吐き気、筋肉痛などの症状を引き起こすこともあります。
ビオチンは、酵素の働きを助ける補酵素です。酵素はからだに取り入れた栄養などをエネルギーなどに変換する代謝という働きをします。ビオチンは糖代謝、脂肪酸代謝、そしてアミノ酸代謝にかかわる酵素の補酵素として働きます。
糖代謝や脂肪酸代謝は、からだのエネルギー産生には無くてはならない働きです。したがって、ビオチンは、常に充分な量を摂らなければならないビタミンといえます。
そして、糖の代謝を促進する為に、血糖値が低下し糖尿病を緩和すると考えられています。さらに、アミノ酸の代謝に関わる酵素の補酵素として働くことで、アミノ酸はたんぱく質の材料であるため、ビオチンが不足すると、アミノ酸代謝が滞り、毛髪などにも影響がでて、脱毛や白髪といった症状がでてくるといいます。
ビオチンは、たんぱく質の生成に関係していることで、皮膚を作る細胞を活性化させ、老廃物の排泄を促し、皮膚の機能を正常に保つ働きもあります。皮膚の疾患で代表的なアトピー性皮膚炎や掌蹠膿疱症の補助治療にもビオチンが使われています。さらに抗炎症物質を生成する事でアレルギー症状を緩和する作用があります。
ビオチンを多く含むものとしては、キャベツ、ほうれん草、肉、レバー、牛乳、卵、枝豆、大根、たけのこ、ツクシ、などです。1日に必要な量は、0.03mg、ピーナッツ10粒ぐらいです。ビオチンを過剰に摂取しても副作用などの報告はないようです。
ちなみにビオチンは、卵に含まれているんですが、生卵では白身に含まれるアビジンがビオチンと強くくっついていて食べても体内でビタミンとして働きません。ですが、熱を加えたゆで卵では、アビジンが熱で変性してビオチンを補足しません。したがって、ビオチン摂取のためには生卵よりもゆで卵がおススメといえます。
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