日本には中国を経て8世紀頃には伝わっていたと見られますが、広く利用されるようになったのは明治以降になってからです。にんにくには、アリシン、アホエン、セレンなど様々な有効成分が含まれています。
例えば、にんにくのアリシンは、ビタミンB1にくっついてアリチアミンとなることで、ビタミンB1の吸収を助けてくれます。わたしたちの疲労の1つはビタミンB群の不足によります。B群が不足すると、エネルギー源になる糖質が十分に燃えてくれないため、疲労を感じるようになるといえます。そんな時、にんにくを食べると、体内に吸収されにくいビタミンB1の吸収を助けることで、エネルギーを効率よく消費し、新陳代謝を高めて疲労物質をすみやかに体外に排出してくれることで、疲労回復に効果があるとされています。
黒にんにくは、そんな、にんにくを熟成発酵させたものです。その結果、色が黒くなるため黒にんにくというんですが、黒にんにくは、普通のにんにくと比べると、糖質が1.5倍、抗酸化力は約10倍に、また抗菌・抗腫瘍作用をもつポリフェノールは約5倍にも増幅されます。しかも、にんにくにつき物のニオイが気にならなくなります。にんにくのニオイが苦手な人にはおススメです。
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