男性の更年期障害は、男らしさの源といえる男性ホルモン「テストステロン」が減少することで生じるといわれています。テストステロンの約95%は睾丸(精巣)内で、残りの約5%は副腎で合成されます。テストステロンは、30代以降加齢とともに年に2%前後の割合で緩やかに減り続けて、60歳までに20代の約3分の2まで低下するとされています。
精力増強剤は、このテストステロンの減少を抑制したり、補うことで、男性の活力を維持する効果を求めるものという面もあります。また、中には、男性の性機能のみを活性化するものもあります。
ところで、テストステロンの量は、個人差も大きく、70代でも30代と変わらない値の人もいれば、30代で60代の平均値しかないという人もいます。また、テストステロン値が低くても、男性更年期障害の症状がなく健康で活力にあふれた生活をしている人もたくさんいます。
したがって、テストステロンは、男性の活力の目安ではあっても絶対的指標とはいえないようです。そのため、精力増強剤には様々なものが存在することになります。
ちなみにテストステロンの分泌はストレスを受けると減少しやすく、特に若い人ほどストレスに影響されやすい傾向があるといわれています。男性更年期障害を疑われる症状が続くようであれば、テストステロンの数値を確認してみるのもいいかもしれません。病院で測定する時間がない場合は、唾液で男性ホルモンを測定できる郵送検査キットなどもあるようです。
精力増強剤には大きく分けて医薬品に分類されるものと、それ以外のものがあります。医薬品以外というのは、サプリメントであったり、健康食品や清涼飲料水などのことです。男女ともに有効なものもあれば、女性のみあるいは男性のみに有効なものもあります。
精力増強剤の働きは、血流改善を目的としたもの、例えば、加齢、ストレス、喫煙習慣などによって血流が停滞したとき、末梢血管、とりわけ性器に血流を促進させるためのものや、性ホルモンの分泌を促進するもの、例えば、ストレスやミネラル不足による性ホルモン分泌抑制、あるいは産生物質不足により生じた精力減退に対して性ホルモン分泌を促進させるもの、さらに、各種栄養素などを補うことで、滋養強壮、疲労回復を目的とし、間接的に精力促進、増強を謳ったものなどがあります。
精力増強剤として、サプリメントとして販売されるときは、ひとつの成分だけで構成されることもあれば、複数の成分を混入させてひとつの製品とすることもあります。また、成分によっては体質に合わないものもあるようです。使い始めは少量づつ様子を見ながら使うのがいいようです。場合によっては体がその成分になれるということもあるようです。
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